「うちの子、野菜を食べてくれなくて」と悩むママはとても多いです。健康・栄養が気になる、病気になりやすくなる、大きくなれないのでは……そんな心配から、ママは「子どもに野菜を食べてほしい!」と思うのでしょう。

 

確かに、野菜にはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、体の調子を整えてくれるものです。

でも、野菜を食べてもらおうと、マヨネーズやドレッシングなどの調味料や揚げ物など油の多い調理法で、野菜の味をごまかしていませんか?

味の濃い調味料や油をたっぷり使って野菜が食べられるようになったとしても、それは健康・栄養のためにはなりません。余分な塩分や脂質を取り込むことにもなり、むしろ病気になりやすい体を作ってしまいます。

嫌いな野菜があっても良いんです!

子どもの成長に合わせて、少しずつ食べられるようになれば十分です。大きくなって言葉の意味も分かるようになったら、少しずつ野菜の大切さを説明すればいいでしょう。

 

ただし、「どうせ食べないから」と食卓から遠ざけてしまうと、子どもは新しい味に出会う機会を逃してしまいます。

いま食べなくても、食卓には出す!

これが大切。

ママたちがおいしそうに食べる姿は、食わず嫌いを返上するきっかけにもなりますよ。

 

管理栄養士 幼児食アドバイザー 山口真弓