ママもお子さんもよく噛んで食べていますか?
いくら体に良いものを食べても、きちんと消化吸収されなければ意味がありません。噛むことによって、まず口の中の食べ物をかみ砕き、胃や腸の中での消化・吸収がスムーズになり、消化器官の発達も促されます。
子どもの消化器官は大人よりも未熟です。
子どもの体の機能を発達させるためには、噛むことはとても大事なのです。よく噛んで食べるお口を育てるには、まず大人がよく噛んで食べること。子どもは親のマネをしながら育つもの。親の食べ方は子どもの食べ方を作るものです。最初の3口は20、30回噛むなどお手本を見せてあげましょう。
また、前歯でかじり、噛み切り、奥歯でしっかり噛むこと、口を閉じて噛むことも大事です。
口を閉じて噛むことで、噛む力・噛む回数も大きくなります。口を閉じて食べられているか、確認してみましょう。
噛むことを意識して野菜は大きめに切る、繊維に沿って切るだけでも歯ごたえが残ります。
味付けが濃いとあまり噛まなくてもおいしく感じて飲み込んでしまうので、素材の甘味や旨味を生かした味付けにしましょう。
調理の工夫や使う食材によって、自然と噛む回数が増えるようにしていきたいですね。
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管理栄養士 幼児食アドバイザー 山口真弓