子どもはママやパパとのお出かけが大好き!でも、子ども連れでのお出かけには「ドキッ」「ヒヤッ」とする場面も少なくありません。

 子連れ外出で危険な場所はたくさんありますが、その中でも注意したい場所NO.1と言えるのは「駐車場」です。チャイルドシートから降ろすと、子どもは解放感から走り出します。車が死角となって小さな子どもはドライバーから見えにくいため、大きな事故につながるおそれもあります。

 スーパーや大型商業施設など日常的に訪れる場所では、大人の気もゆるみがちになります。店舗内では人やカートとの衝突事故にも気をつける、迷子防止だけでなく連れ去りのリスクを防ぐためにも子どもから目を離さない、一人でトイレに行かせないなども心がけましょう。

 事故を防ぐには、幼いころからの習慣づけがとても大事です。「外出先では必ず手をつなぐ」を当たり前の「習慣」にしておけば、その分だけリスクは減らせます。もし、子どもが手を振り払って走り出そうとしたときは、まず行動を止めて、その上で「危ない」ということを言葉や態度で繰り返し伝えます。子ども自身が「何が危険か」を判断できるようになるまで、根気よく言い聞かせていきましょう。

 

西武文理大学 茂手木明美