「腸は最大の免疫器官」と言われていることをご存知ですか? 腸内環境を整えることは免疫力を高めるだけでなく、お通じの改善、美肌効果、アレルギー症状の予防・軽減、ストレス軽減など、体にも心にも良い影響をもたらします。

3歳頃までに腸に定着した菌は、あまり変化せずに持ち続けるとか。このころまでに腸内細菌のバランスを整えておくことが望ましいということですね。

 

腸内環境を整えるためには、まず「善玉菌を増やすこと」。

納豆や味噌などの発酵食品は善玉菌を多く含んでいます。これに善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維を含む食品を組み合わせると、より効果的に腸内環境を整えることができます(例/玉ねぎときのこの味噌汁など)。

日本にはすばらしい発酵食品がたくさんあります。特に、味噌は日本が誇るスーパーフード。「味噌汁は朝の毒消し」ということわざがあるように、温かい味噌汁は胃腸を温めて活発化させ、体内の老廃物や毒素を排出・分解するデトックス力の高いものです。さらに栄養素の吸収を良くする酵素、毒素を貯めにくい体を作るメラノイジンも豊富に含まれています。これだけのパワーを取り入れない手はありませんよね。

幼児期から伝統的な和食をしっかり食べて、腸内環境を整えていきましょう。

 

管理栄養士 幼児食アドバイザー 山口真弓